こんにちは!三木照久歯科、院長の三木照久です。
さて、ご相談の件ですが、…整理しますと、
@まず、歯医者さん自体に対する恐怖心が大変強い。
A抜歯をしなくてはならない歯がありそう。でも、抜歯もかなりこわい。
B奥歯のなくなったところは、どんな治療法の選択肢があるか知りたい。
C抜歯に伴って飲むお薬は、授乳中問題ないのかしら?
Dお子様を、通院の際つれてお越しになれるか。
これらのご質問ということでよろしいでしょうか。
ではまず@ですが、歯医者に対する恐怖心は、多かれ少なかれ、ほぼ患者さん皆さんがお持ちです。「私たちなら、どんな患者さんの恐怖心もなくしてみせる!」などとは申し上げられませんが…当院は、「痛くない、怖くない、人に優しい歯科医院」を目指し、日々治療に臨んでいます。もし私たちのところを訪ねていただけるなら、あなた様の恐怖心もできるだけ取り除いて差し上げることができたら、と思います。全ての方に最高の歯科医院であるとは、おこがましくて申し上げられませんが、たとえばこんな方々が当院で治療を受けられています。
・いままで歯医者さんがこわくて、何度か勇気をふりしぼって行ってみたが、いつも治療途中で挫折。一度も歯医者さんに「これで治療は全て終わりです」と言われたことがなかった。当院に来て、初めてそう言ってもらえるまで通うことができた。
・歯医者に対する恐怖心が強く、行くと思うだけでお腹が痛くなったりした。あまりにこわくて、心療内科に行っていた。でも当院に通い始めてからは、挫折せずに通うことができている。心療内科の先生に「いまこれだけ通院を続けている」と診察券を見せたら、「これだけ通っているなら大丈夫。もうこっちには来なくていい」と言われた。
・親知らずを抜かなければならないのは知っていたが、歯医者がこわくてずっと先延ばしにしていた。でもHPを見て、今度ばかりはと勇気を振り絞ってきた。ずっと悩みを抱えていた頃より、抜いてもらって本当に気持ちがすっきりして明るくなった。家族も、私が親知らずを抜いてきたと言ったら驚いて、その日は皆が笑顔になった。傷が落ち着いたら、皆でお祝いをすることになった。
これらの方々は、あなた様と同じように、歯医者にいままで行けなくて困っていた人たち、そしてネットで当院と出会って、ほんの少し勇気を出して、訪ねてきて下さった方たちです。もちろん、当院の治療方針を受け入れていただけず、セカンドオピニオンを求めに行く方もいらっしゃることでしょう。私と言う歯科医師、人間が好きになれないと、他の先生を頼られる方もいらっしゃいます。人体が相手の仕事をしている限り、治療上予測の難しい、うれしからぬ痛みが出てしまって、患者様のご機嫌を損ねることも全くないとは言えません。ただ申し上げられるのは、先に例を挙げさせていただいた方々と同じように、誠実に、全力でお力にならせていただく。それはお約束できます。
次にAですが、抜歯に際しても、上記の方のようにいままでこわくて抜歯など到底受け入れられなかったが、いざしてみたら思ったほどではなかった、という方が当院の患者様には多数いらっしゃいます。きっとお力になれると思います。歯の病気だけに限りませんが、お体に何か悪いところがあり、それを知りながら解決を先延ばしにしていると、お気持ちがいつもすっきりしないような感じがされませんか?あなた様ご本人もおっしゃってますが、それではお子様に見せる笑顔まで曇ってしまうかもしれません。すっきり快晴の笑顔を見せられるように、半歩前に出てみませんか。そのあともう半歩前に出るお手伝いを、私たちでよければさせていただきます。
Bについてですが、歯を失った場合、いくつかの選択肢があります。
近くの歯を、失った歯を支えるのに必要な位置・本数を薄皮一枚削って橋げたになってもらって、歯の橋を架ける方法。その名もブリッジという方法です。これは、保険のものと保険外の方法があり、要求される審美レベルによりそれらを選んでいただくことになります。治療回数や期間は、お口の状態によりことなってきます。御自分の歯とほぼ同じような噛み心地を回復できることが多いですが、橋げたになった歯は自分以外を支える負担を負うことになります。
次に、いわゆる入れ歯です。これはブリッジと違い、歯をあまり削らないで済むというメリットはありますが、審美面、機能面はあまりよくありません。また部分入れ歯の場合は残っている歯に留め金をかけるため、支えになった側の歯に負担がかかるという意味ではブリッジと同じです。特にあなた様の年齢を考えさせていただくなら、お気持ち的にも受け入れがたいものであると思われます。
それから、現在ならインプラントという治療があります。これは、歯を失った部分に人工の歯の根を入れ、その上に被せものをしていく治療です。失った歯のために他の歯を削らずに済み、そのため、ブリッジや入れ歯と違い、残った歯の助っ人が入る事になります。お神輿を想像してみてください。上記の他の方法は、お神輿を担ぐ人数が減った分を、残った人が支えていく。インプラントは、かみ合わせという重いお神輿を、病気で去った人の分助っ人が支えに来る、という方法です。とてもよい方法ですが、保険が効かないことと、一般的にはブリッジや入れ歯より治療回数・時間を要します。
他には歯の移植や再生などもありますが、前者はもうあまりされている先生は少なくなっていると思われます。あまり長く持たないことが多いからです。後者は新しい治療ですが、逆におこなっている場所は一部の大学病院など、非常に限られます。
Cに関しては、もちろんお薬に限らず、全ての医療行為にはリスクが伴います。ではなぜそのリスクを持ちつつも、治療を行うのか。それは、治療のリスクより、治療の必要性の方が高いと判断される場合です。あなた様のメールを拝見しますと、まず間違いなく治療の必要性がリスクを上回っていると思われます。当院には、歯科医院で最もよく使う2種類のお薬、抗生剤も痛み止めも、薬剤師さんや小児科の先生、産婦人科の先生にお聞きしても安全とおっしゃっていただいたお薬のご用意があります。どうかご安心ください。
最後にDですが、お連れになるのを心配されるというとどんなにぎやかさんたちだろう?とちょっと心配になってしまいますが…(^-^)、基本的に可能です。実際、最近もちびっこを胸の上にだっこしたまま親知らずを抜かせていただいたママも、何人かいらっしゃいます。ただし、ご通院いただく時間帯は少々ご相談の必要があるかもしれません。
少しはお気持ちを軽くする回答ができましたでしょうか。そう願ってやみません。では、本当にお大事になさってくださいね。
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